
芝浦機械(6104)、Oasis Management Company Ltd.が保有比率7.82%に引き上げ|大量保有報告書
- 取引日
- 金額規模
- 10.7億円(概算)
- 保有比率
- 7.82%(前回 6.76%)
- 前回比
- +1.06pt
- 保有目的(開示原文より)
- 経営参加提出者は、発行者の中長期的な企業価値に関連すると考える事項、主には発行者のコーポレートガバナンスについて、発行者との対話を現に行っている。提出者による提案の目的は、発行者の経営陣との間で、コーポレートガバナンス上の重大な瑕疵の是正などを通じて、発行者の中長期的な企業価値を向上させることにある。提出者は今後12か月の間に、金融商品取引法施行令第14条の8の2第1項第1号(重要な財産の処分又は譲受け)、第2号(多額の借財)、第3号(代表取締役の解職)、第4号(特定の者の役員への選任)、第5号(役員の構成の重要な変更(役員の数に係る重要な変更を含む。))、第6号(吸収合併(吸収合併消滅会社となるもの)、株式交換(株式交換完全子会社となるもの)、及び主要な事業の会社分割)、第7号(事業の一部の譲渡、譲受け、休止又は廃止)、第8号(配当に関する方針の重要な変更)、第10号(発行する有価証券の取引所金融商品市場への上場の廃止)、及び第12号(株券等の大量保有の状況の開示に関する内閣府令第16条第1号(資本政策に関する重要な変更)及び第4号(発行者以外の者による発行者の株券の取得であって、当該取得後に、発行者以外の者が所有することになる議決権が過半数を超えることとなるもの))に関する事項について、発行者に対して提案を行う予定である。提出者は報告義務の発生日時点において、ポートフォリオ投資の一環として、市場内外の取引を通じて発行者の普通株式の株券等保有割合を100分の5を超える割合増加させる行為(以下「5%超取得行為」という。)を予定している。ただし、5%超取得行為は、発行者の普通株式の市場価格が割安と判断される水準にあること及びその他の条件に左右され、それらの条件を勘案して行う予定である。なお、取得価格、数量、時期などの具体的な条件については引き続き検討中である。5%超取得行為の実行には当局への届出又は当局による承認が必要となる場合がある。5%超取得行為は報告義務の発生日から3か月以内に行うことを予定しているが、上述の要因により当該3か月の期間以降に行われる可能性もある。
- 重要提案行為等(開示原文より)
- 詳細については、上記「(2)保有目的」に記載のとおりである。
- 平均取得単価(開示ベース)
- 3,705.1円(1,940,400株)
※ 取引日はEDINETの開示日です(実際の売買とのずれ・免責)
開示後の株価推移
- 基準終値(2026/09/16)
- 4,415円
- 1ヶ月後
- 開示から21営業日後に表示
- 3ヶ月後
- 開示から63営業日後に表示
開示日(開示日が休場の場合は直後の営業日)の終値を基準にした騰落率です。1ヶ月後=21営業日後・3ヶ月後=63営業日後。終値ベースの参考値であり、将来の値動きを示すものではありません。
この投資家の保有比率の推移
EDINETに提出された3件の開示(2025/08/22〜2026/09/16)の保有比率です。
この開示で何が起きた?
2026/09/16、Oasis Management Company Ltd.が芝浦機械(6104)の 保有比率を6.76%から7.82%へ引き上げました(EDINET大量保有報告書)。
香港拠点のアクティビストファンド、Oasis Management Company Ltd.が工作機械メーカーの芝浦機械(6104)の保有比率を7.82%まで引き上げました。同社は工作機械の製造販売および産業用機械の設計・製造を手がける機械メーカーで、今回の保有比率は発行済株式24.8百万株中の約1.94百万株を占める筆頭級の大株主となったことになります。
1年間で2.59ポイント引き上げた積み増し戦略
Oasis Managementが芝浦機械への投資を開始したのは2025年8月22日。当初の保有比率は5.23%でしたが、今回9月16日の開示時点では7.82%に達しており、約1年間で2.59ポイントの上昇です。これまで同社は計3回の大量保有報告書を提出しており、段階的にポジションを積み増してきたことが分かります。今回の取得で推定取得金額は10.7億円に達しました。

多角的なサービス企業へのアクティビズムが中心
Oasis Managementは同時点で47銘柄以上に5%以上を保有する大型ファンドですが、その投資先は明確な特徴を示しています。保有比率の上位5銘柄を見ると、エス・エム・エス(2175、サービス業、26.97%)、アインホールディングス(9627、小売業、22.24%)、カカクコム(2371、サービス業、19.52%)、インフォマート(2492、サービス業、19.00%)、サン電子(6736、電気機器、18.45%)となっています。サービス業への集中が顕著で、そうした企業への関与経験を持つファンドが機械メーカーの芝浦機械に投資を開始したことになります。
野村證券に次ぐ第2位の大株主へ浮上
芝浦機械の大量保有報告書を提出している他の投資家を見ると、野村證券が7.46%で筆頭、Oasis Managementが7.82%で実質第2位の大株主です。三井住友信託銀行(4.1%)や大和アセットマネジメント(2.17%)の保有比率と比べても、圧倒的な存在感を持つ投資家となっています。野村證券との0.36ポイント差は極めて小さく、さらなる積み増しがあれば筆頭株主となる可能性も残されています。

コーポレートガバナンス改善を通じた企業価値向上を名目
報告書の保有目的欄では、Oasis Managementは「発行者の中長期的な企業価値に関連すると考える事項、主には発行者のコーポレートガバナンスについて、発行者との対話を現に行っている」と明記しています。同社による提案目的は「コーポレートガバナンス上の重大な瑕疵の是正などを通じて、発行者の中長期的な企業価値を向上させることにある」と述べられており、これは純投資ではなく経営参加・改善を目指すアクティビズムの典型的な構図です。取得資金71.9億円は自己資金で手当てされています。※推測:東芝や京セラなど多くの上場企業への関与経験を持つOasis Managementが、芝浦機械においても同様のガバナンス改善を求めている可能性があります。

株価水準から見えるバリュエーションの特性
開示日時点での芝浦機械の株価は4,280円ですが、バリュエーション指標は二面性を示しています。PER 98.4倍は高い水準であり、52週レンジ内での位置づけが51%(0%が安値、100%が高値)となっていることから、現在の株価は年間の値幅の中央付近に位置しています。一方、PBR 0.85倍と1倍を下回る水準は、簿価に対して割安であることを示しています。利益面での割高感と資産面での割安感という対比が、投資家の評価が分かれている環境を示唆しています。

情報源: 金融庁EDINETの大量保有報告書等(提出日: 2026/09/16)
金額は発行済株式数と株価からの概算です。
芝浦機械(6104)の他の記事
Oasis Management Company Ltd.とはどんな投資家?
Oasis Management Company Ltd.は「アクティビスト」に分類される投資家です。経営への関与や株主提案を目的とするファンド。
Oasis Management Company Ltd.の保有銘柄・比率推移を見る関連ランキング
関連記事(アクティビスト)
アクティビストニデック(6594)、Oasis Management Company Ltd.が保有比率7.97%に引き上げ|大量保有報告書
ニデック(6594) ・ 360.4億円
- アクティビスト
クスリのアオキホールディングス(3549)、Oasis Management Company Ltd.が保有比率16.14%に引き上げ|大量保有報告書
クスリのアオキホールディングス(3549) ・ 40.1億円
アクティビストエス・エム・エス(2175)、Oasis Management Company Ltd.が保有比率26.97%に引き上げ|大量保有報告書
エス・エム・エス(2175) ・ 22.8億円
アクティビスト日本光電工業(6849)、ジャパン・アクティベーション・キャピタル株式会社が6.2%を新規保有|大量保有報告書
日本光電工業(6849) ・ 154.5億円