
ニデック(6594)、Oasis Management Company Ltd.が保有比率7.97%に引き上げ|大量保有報告書
- 取引日
- 金額規模
- 360.4億円(概算)
- 保有比率
- 7.97%(前回 6.78%)
- 前回比
- +1.19pt
- 保有目的(開示原文より)
- 重要提案行為等提出者は専ら株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的として発行者の株式を保有している。かかる目的を達成する手段として、発行者の中長期的な企業価値と株主価値を保護・向上させるために、提出者は以下の重要提案行為を現に行い、また行うことを予定している。提出者は金融商品取引法施行令(以下「施行令」という。)第14条の8の2第1項第4号(特定の者の役員への選任)、第5号(役員の構成の重要な変更(役員の数に係る重要な変更を含む。))、第10号(発行する有価証券の取引所金融商品市場への上場の廃止)及び第12号(株券等の大量保有の状況の開示に関する内閣府令(以下「大量保有府令」という。)第16条第1号(資本政策に関する重要な変更)及び第4号(発行者以外の者による発行者の株券の取得であって、当該取得後に、発行者以外の者が所有することになる議決権が過半数を超えることとなるもの))に関する事項について、発行者に対して提案を行っている。提出者は今後12か月の間に、施行令第14条の8の2第1項第1号(重要な財産の処分又は譲受け)、第3号(代表取締役の選定若しくは解職)、第4号(特定の者の役員への選任)、第5号(役員の構成の重要な変更(役員の数に係る重要な変更を含む。))、第7号(事業の全部又は一部の譲渡、譲受け、休止又は廃止)、第8号(配当に関する方針の重要な変更)、第10号(発行する有価証券の取引所金融商品市場への上場の廃止)、及び第12号(大量保有府令第16条第1号(資本政策に関する重要な変更)及び第4号(発行者以外の者による発行者の株券の取得であって、当該取得後に、発行者以外の者が所有することになる議決権が過半数を超えることとなるもの))に関する事項について、発行者に対して提案を行う予定である。提出者は報告義務の発生日時点において、ポートフォリオ投資の一環として、市場内外の取引を通じて発行者の普通株式の株券等保有割合を100分の5を超える割合増加させる行為(以下「5%超取得行為」という。)を予定している。ただし、5%超取得行為は、発行者の普通株式の市場価格が割安と判断される水準にあること及びその他の条件に左右され、それらの条件を勘案して行う予定である。なお、取得価格、数量、時期などの具体的な条件については引き続き検討中である。5%超取得行為の実行には当局への届出又は当局による承認が必要となる場合がある。5%超取得行為は報告義務の発生日から3か月以内に行うことを予定しているが、上述の要因により当該3か月の期間以降に行われる可能性もある。
- 重要提案行為等(開示原文より)
- 詳細については、上記「(2)保有目的」に記載のとおりである。
- 平均取得単価(開示ベース)
- 2,277.8円(95,067,750株)
※ 取引日はEDINETの開示日です(実際の売買とのずれ・免責)
開示後の株価推移
- 基準終値(2026/09/16)
- 2,646円
- 1ヶ月後
- 開示から21営業日後に表示
- 3ヶ月後
- 開示から63営業日後に表示
開示日(開示日が休場の場合は直後の営業日)の終値を基準にした騰落率です。1ヶ月後=21営業日後・3ヶ月後=63営業日後。終値ベースの参考値であり、将来の値動きを示すものではありません。
この投資家の保有比率の推移
EDINETに提出された3件の開示(2026/03/11〜2026/09/16)の保有比率です。
この開示で何が起きた?
2026/09/16、Oasis Management Company Ltd.がニデック(6594)の 保有比率を6.78%から7.97%へ引き上げました(EDINET大量保有報告書)。
ニデック(6594)の経営陣に対する重要な提案を行う方針を示している投資家が、保有比率を7.97%まで引き上げました。提出者はOasis Management Company Ltd.で、香港拠点のアクティビストファンドです。ニデックはカメラモジュール、レンズ、医療機器など精密光学製品を手がける電気機器メーカーで、今回の保有比率は発行済株式数1,192百万株のうち95百万株超を占める大株主ポジションへの成長を示します。
3月からの段階的な積み上げ、保有比率は1.19ポイント増加
Oasis Management Company Ltd.のニデック買い増しは一度の取得ではなく、複数回に分けた取り組みです。最初の大量保有報告書は2026年3月11日付で、当時の保有比率は6.74%でした。その後の取得を経て今回9月16日時点では7.97%となり、半年で1.19ポイント上昇させたことになります。推定取得金額は360.4億円で、今回の買い増しに際して投じられた資金規模を示しています。

経営参加を視野に置いた保有、役員選任提案の意思を表明
報告書の保有目的欄では、単なる株価変動と配当による利益追求ではなく、より能動的な経営関与の方針が明記されています。「中長期的な企業価値と株主価値を保護・向上させるために」という表現とともに、「特定の者の役員への選任」や「役員の構成の重要な変更」といった重要提案行為の実施・予定が記載されました。※推測: このファンドはニデックの経営体制に対して具体的な改善提案を検討している可能性が高いと考えられます。
永守重信との大株主争いの構図、業界の大手ファンド勢も参入
ニデックの大株主構成の中でOasis Management Company Ltd.の立場を見ると、筆頭株主の永守重信(11.69%)に次ぐ第二級の保有者です。三井住友信託銀行は4.96%、ブラックロック・ジャパンは3.56%で、アクティビストファンドとしてのOasisの7.97%は国際的な大手資産運用機関よりも存在感を示す規模になりました。経営陣への影響力を行使する際の基盤として、この保有比率は十分な重みを持ちます。

株価上昇の局面で買い増し進行、高評価を示す投資指標
開示日時点のニデック株価は2,642円で、52週レンジ内の位置は61%(0%が52週安値、100%が52週高値)でした。この水準は年間を通じた値動きの上半分に位置し、買い増し時点で株価が上昇局面にあったことを示します。一方、PERは97.1倍と高く、PBRは1.76倍となっており、純益あたりの株価評価が市場全体と比べて特に高い水準にあります。利益成長率の高さを市場が織り込んでいるか、あるいは評価が先行しているかは解釈の分かれるところです。

サービス業への集中投資が目立つポートフォリオ、ニデックは新しい挑戦
Oasis Management Company Ltd.の5%以上保有銘柄47社の中で保有比率が高い順を見ると、トップはエス・エム・エス(26.97%、サービス業)、次がアインホールディングス(22.24%、小売業)、3番目がカカクコム(19.52%、サービス業)、4番目がインフォマート(19%、サービス業)です。サービス業への集中が顕著で、電気機器のニデック(7.97%)はこのファンドとしてはより低い比率にとどまります。同じ電気機器ではサン電子(18.45%)も保有していますが、ニデックへの関与方針は異なるアプローチをとる可能性があります。

情報源: 金融庁EDINETの大量保有報告書等(提出日: 2026/09/16)
金額は発行済株式数と株価からの概算です。
Oasis Management Company Ltd.とはどんな投資家?
Oasis Management Company Ltd.は「アクティビスト」に分類される投資家です。経営への関与や株主提案を目的とするファンド。
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