クスリのアオキホールディングス(3549)、Oasis Management Company Ltd.が保有比率16.14%に引き上げ|大量保有報告書
- 取引日
- 金額規模
- 40.1億円(概算)
- 保有比率
- 16.14%(前回 15.1%)
- 前回比
- +1.04pt
- 保有目的(開示原文より)
- 提出者は専ら株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的として発行者の株式を保有している。提出者はかかる目的を達成する手段として、コーポレートガバナンス上の重大な瑕疵の是正などを通じて、発行者の中長期的な企業価値向上のために、発行者の中長期的な企業価値に関連すると考える事項、主には発行者のコーポレートガバナンスについて、発行者との対話を現に行っている。提出者は、金融商品取引法施行令(以下「施行令」という。)第14条の8の2第1項第3号(代表取締役の解職)、第5号(役員の構成の重要な変更(役員の数に係る重要な変更を含む。))、第6号(株式交換、株式移転、株式交付、会社の分割及び合併)、第10号(発行する有価証券の取引所金融商品市場への上場の廃止)、及び第12号(株券等の大量保有の状況の開示に関する内閣府令(以下「大量保有府令」という。)第16条第1号(資本政策に関する重要な変更)及び第4号(発行者以外の者による発行者の株券の取得であって、当該取得後に、発行者以外の者が所有することになる議決権が過半数を超えることとなるもの))に関する事項について、発行者に対して提案を行っている。提出者は、今後12か月の間に、施行令第14条の8の2第1項第3号(代表取締役の解職)、第4号(特定の者の役員への選任)、第5号(役員の構成の重要な変更(役員の数に係る重要な変更を含む。))、第6号(株式交換、株式移転、株式交付、会社の分割及び合併)、第8号(配当に関する方針の重要な変更)、第10号(発行する有価証券の取引所金融商品市場への上場の廃止)及び第12号(大量保有府令第16条第1号(資本政策に関する重要な変更)及び第4号(発行者以外の者による発行者の株券の取得であって、当該取得後に、発行者以外の者が所有することになる議決権が過半数を超えることとなるもの))に関する事項について、発行者に対して提案を行う予定である。
- 重要提案行為等(開示原文より)
- 詳細については、上記「(2)保有目的」に記載のとおりである。
- 平均取得単価(開示ベース)
- 3,162.3円(15,434,091株)
※ 取引日はEDINETの開示日です(実際の売買とのずれ・免責)
開示後の株価推移
- 基準終値(2026/09/16)
- 3,993円
- 1ヶ月後
- 開示から21営業日後に表示
- 3ヶ月後
- 開示から63営業日後に表示
開示日(開示日が休場の場合は直後の営業日)の終値を基準にした騰落率です。1ヶ月後=21営業日後・3ヶ月後=63営業日後。終値ベースの参考値であり、将来の値動きを示すものではありません。
この投資家の保有比率の推移
EDINETに提出された6件の開示(2025/09/04〜2026/09/16)の保有比率です。
この開示で何が起きた?
2026/09/16、Oasis Management Company Ltd.がクスリのアオキホールディングス(3549)の 保有比率を15.1%から16.14%へ引き上げました(EDINET大量保有報告書)。
クスリのアオキホールディングス(3549)の大株主構図に変動が生じました。調剤薬局チェーン運営などを手がける日本有数のドラッグストアホールディングスについて、香港拠点のアクティビストファンド・Oasis Management Company Ltd.が保有比率を16.14%まで高めたことが大量保有報告書で明らかになりました。9月9日付での取得で、推定取得金額は40.1億円に達します。16.14%という保有規模は、発行済株式数95.6百万株のうち約1,543万株を抑えており、時価ベースで約626億円相当の株式を保有する筆頭級の大株主となっています。
Oasisは東芝や京セラなど複数の上場企業で経営改革関与の実績を持つ著名なアクティビストファンドです。クスリのアオキについては、今回の報告が6番目の開示にあたり、昨年9月4日の初回開示時には保有比率10.7%でした。1年を経ずに5.44ポイント積み上げた形となります。
1年で5ポイント以上引き上げた段階的な買い増し
Oasisがクスリのアオキとの関係を構築し始めたのは2025年9月で、初回開示時点では保有比率10.7%から始まりました。今回の16.14%は、6回の開示を経て段階的に増やしてきた結果です。昨年の初回開示から今回までで5.44ポイントの上昇幅は、継続的な買い増し戦略を示唆しています。

報告書に記された保有目的では、Oasisは「株式の価値変動または配当によって利益を受けることを目的」としながらも、「コーポレートガバナンス上の重大な瑕疵是正などを通じた中長期的な企業価値向上」を掲げ、「発行者のコーポレートガバナンスに関連する事項について対話を現に行っている」と明記しています。単なる投資収益狙いではなく、経営上の具体的な課題解決を通じた企業価値向上を目指す戦略的なポジション構築と読み取れます。
イオン15.25%に次ぐ第2位の大株主へ
クスリのアオキの大株主構成の中でOasisの位置づけは明確です。筆頭株主のイオン株式会社が15.25%を保有する中、Oasisの16.14%はこれを上回り、大株主ランキングでは事実上トップの位置にあります。第3位の合同会社HONJINが11.45%、創業家と思われる青木保外志氏が5.46%で続く状況では、Oasisは圧倒的に大きな影響力を持つ少数株主として機能します。

他業種多数の大型ポートフォリオを運用する投資家
Oasisが同時点で5%以上を保有する銘柄は47社に及びます。クスリのアオキの16.14%は、同ファンドの保有比率としては中程度の規模です。最大はサービス業のエス・エム・エス(26.97%)、小売業のアインホールディングス(22.24%)で、サービス業のカカクコム(19.52%)やインフォマート(19%)も保有しています。電気機器のサン電子(18.45%)も重要なポジションで、業種による偏りなく小売・医療関連・情報サービス・製造業にまたがる幅広いポートフォリオ構成が特徴です。各銘柄で15%超の経営影響力を持つケースが複数あり、単なる分散投資というより戦略的な経営参加型ファンドの運営方針がうかがえます。

株価指標が示す成長期から成熟期への転換点
開示日時点のクスリのアオキの株価は4,057円でした。PER22.9倍、PBR2.73倍という指標から読み取れるのは、市場が同社の収益力に対して中程度の評価を与えている状況です。52週レンジ内での位置置が49%という数字は、この1年での高値と安値のほぼ中間圏にあり、足元で大きな上昇トレンドにも下落圧力にも置かれていない相対的な均衡状態を示しています。ドラッグストア業界の成熟化が進む中で、新規出店や営業効率の改善といった経営効率化の重要性が高まる局面が、Oasisのようなアクティビストファンドの関与を招いた可能性があります。

情報源: 金融庁EDINETの大量保有報告書等(提出日: 2026/09/16)
金額は発行済株式数と株価からの概算です。
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Oasis Management Company Ltd.とはどんな投資家?
Oasis Management Company Ltd.は「アクティビスト」に分類される投資家です。経営への関与や株主提案を目的とするファンド。
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