
エムスリー(2413)、Oasis Management Company Ltd.が保有比率7.4%に引き上げ|大量保有報告書
- 取引日
- 金額規模
- 132.8億円(概算)
- 保有比率
- 7.4%(前回 6.26%)
- 前回比
- +1.14pt
- 保有目的(開示原文より)
- 提出者は、発行者の中長期的な企業価値に資する事項について発行者との対話を行っている。提出者による提案の目的は、発行者の経営陣との間で、経営方針について意見交換を行い、提出者の提案する事項の一部または全部の実行を通して発行者の中長期的な企業価値を向上させ、コーポレート・ガバナンスを改善することにある。提出者は、発行者におけるコーポレートガバナンスの改善及び発行者の企業価値と株主価値の保護、向上を目的として、金融商品取引法施行令(以下「施行令」という。)第14条の8の2第1項第10号(発行する有価証券の取引所金融商品市場への上場の廃止)及び第12号(株券等の大量保有の状況の開示に関する内閣府令(以下「大量保有府令」という。)第16条第1号(資本政策に関する重要な変更)及び第4号(発行者以外の者による発行者の株券の取得であって、当該取得後に、発行者以外の者が所有することになる議決権が過半数を超えることとなるもの))に関する事項について、発行者に対して提案を行っている。提出者は、発行者におけるコーポレートガバナンスの改善及び発行者の企業価値と株主価値の保護、向上を目的として、今後12か月の間に、施行令第14条の8の2第1項第3号(代表取締役の解職)、第4号(特定の者の役員への選任)、第5号(役員の構成の重要な変更(役員の数に係る重要な変更を含む。))、第7号(事業の一部の譲渡、譲受け及び休止)、第8号(配当に関する方針の重要な変更)、第10号(発行する有価証券の取引所金融商品市場への上場の廃止)及び第12号(大量保有府令第16条第1号(資本政策に関する重要な変更)及び第4号(発行者以外の者による発行者の株券の取得であって、当該取得後に、発行者以外の者が所有することになる議決権が過半数を超えることとなるもの))に関する事項について、発行者に対して提案を行う予定である。提出者は報告義務の発生日時点において、ポートフォリオ投資の一環として、市場内外の取引を通じて発行者の普通株式の株券等保有割合を100分の5を超える割合増加させる行為(以下「5%超取得行為」という。)を予定している。ただし、5%超取得行為は、発行者の普通株式の市場価格が割安と判断される水準にあること及びその他の条件に左右され、それらの条件を勘案して行う予定である。なお、取得価格、数量、時期などの具体的な条件については引き続き検討中である。5%超取得行為の実行には当局への届出又は当局による承認が必要となる場合がある。5%超取得行為は報告義務の発生日から3か月以内に行うことを予定しているが、上述の要因により当該3か月の期間以降に行われる可能性もある。
- 重要提案行為等(開示原文より)
- 詳細については、上記「(2)保有目的」に記載のとおりである。
- 平均取得単価(開示ベース)
- 1,635.9円(50,287,300株)
※ 取引日はEDINETの開示日です(実際の売買とのずれ・免責)
開示後の株価推移
- 基準終値(2026/09/15)
- 1,743円
- 直近(2026/09/16)
- +0.5%1,751円
- 1ヶ月後
- 開示から21営業日後に表示
- 3ヶ月後
- 開示から63営業日後に表示
開示日(開示日が休場の場合は直後の営業日)の終値を基準にした騰落率です。1ヶ月後=21営業日後・3ヶ月後=63営業日後。終値ベースの参考値であり、将来の値動きを示すものではありません。
この投資家の保有比率の推移
EDINETに提出された3件の開示(2026/08/10〜2026/09/15)の保有比率です。
この開示で何が起きた?
2026/09/15、Oasis Management Company Ltd.がエムスリー(2413)の 保有比率を6.26%から7.4%へ引き上げました(EDINET大量保有報告書)。
香港拠点の著名アクティビストファンド、Oasis Management Company Ltd.がエムスリー(2413)の保有比率を7.4%に引き上げました。医療従事者向けの情報提供プラットフォームと医療関連デジタルサービスを手がけるエムスリーの株式の7.4%は、同社の時価総額における主要な一角を占める規模です。この持ち分は前回の開示から1.14ポイント増加したもので、段階的な買い増しの一環を示しています。
8月から3回にわたる段階的な買い増し
Oasis Management Company Ltd.は8月10日に初めてエムスリーの保有を報告した際、保有比率は5.03%でした。その後の買い増しを経て、今回9月15日の開示では7.4%に達しており、約2.4ポイント分を短期間で積み上げています。3度にわたる報告を通じて、段階的かつ意図的に株式を積み増してきた姿勢が明確です。推定取得金額は132.8億円で、取得資金の総額は822.7億円にのぼります。

医療・ヘルスケア関連銘柄への集中投資戦略
Oasis Management Company Ltd.は、同じ時点で5%以上を保有する銘柄が47銘柄あり、その保有構成から業種選好が浮かび上がります。最大の保有比率はエス・エム・エス(2175、サービス業)の25.93%で、医療・介護関連のデジタルプラットフォーム企業です。アインホールディングス(9627、小売業)の21.96%、カカクコム(2371、サービス業)の19.52%といった上位保有銘柄と並べると、デジタルサービスと情報プラットフォーム企業への投資姿勢が鮮明です。エムスリーはこの投資戦略の流れの中に位置づけられます。

野村グループに次ぐ大株主としての台頭
エムスリーの主要株主構成では、野村證券が6.25%、野村アセットマネジメントが6%で上位を占めています。Oasis Management Company Ltd.の7.4%はこれらに優位し、筆頭級の大株主へと浮上しました。ブラックロック・ジャパンの4.65%を大きく上回る規模で、機関投資家の中での存在感が大きい状態です。

企業価値向上を名目とした経営関与の意思表示
報告書の保有目的欄に記載された内容によれば、Oasis Management Company Ltd.は「発行者の中長期的な企業価値に資する事項について発行者との対話を行っている」と述べています。さらに経営陣との意見交換を通じて、コーポレートガバナンスの改善と企業価値・株主価値の向上を目指す意向を明示しており、単なる投資ではなく経営参加的なアプローチを採る立場です。※推測:東芝や京セラでの事例に見られるアクティビスト活動の経験を背景に、エムスリーに対しても経営上の提案を準備している可能性があります。
バリュエーション指標が示す現在地
開示日時点のエムスリーのPERは29.3倍、PBRは3.15倍です。PER29倍台は市場平均を上回る評価水準を示し、成長性への期待が織り込まれた状態を反映しています。52週レンジ内では31%の位置にあり、この1年の安値に近い水準での取得となりました。

情報源: 金融庁EDINETの大量保有報告書等(提出日: 2026/09/15)
金額は発行済株式数と株価からの概算です。
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Oasis Management Company Ltd.とはどんな投資家?
Oasis Management Company Ltd.は「アクティビスト」に分類される投資家です。経営への関与や株主提案を目的とするファンド。
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