
ファーストリテイリング(9983)、TTY Management B.V.が保有比率15.15%に引き下げ|大量保有報告書
- 取引日
- 金額規模
- 2,192.7億円(概算)
- 保有比率
- 19.23%(前回 20.32%)
- 前回比
- −1.09pt
- 保有目的(開示原文より)
- 発行者の株式を継続的に保有することにより得られる配当金を主な原資として、社会貢献活動を永続的にかつ幅広くグローバルに実施することを保有目的としています。
- 平均取得単価(開示ベース)
- 1,160.4円(61,181,352株)
- 報告義務発生日
- 2023/07/31(提出まで1157日)
※ 取引日はEDINETの開示日です(実際の売買とのずれ・免責)
開示後の株価推移
- 基準終値(2026/09/30)
- 70,860円
- 直近(2026/10/02)
- +1.3%71,770円
- 1ヶ月後
- 開示から21営業日後に表示
- 3ヶ月後
- 開示から63営業日後に表示
開示日(開示日が休場の場合は直後の営業日)の終値を基準にした騰落率です。1ヶ月後=21営業日後・3ヶ月後=63営業日後。終値ベースの参考値であり、将来の値動きを示すものではありません。
この開示で何が起きた?
2026/09/30、TTY Management B.V.がファーストリテイリング(9983)の 保有比率を20.32%から19.23%へ引き下げました(EDINET大量保有報告書)。
オランダを拠点とする大手資産運用会社TTY Managementが運用するファンドが、ファーストリテイリング(9983)の保有比率を15.15%に引き下げました。これは同ファンドがこの銘柄について出した6回目の開示となります。ユニクロやGUといったカジュアル衣料品ブランドを展開するファーストリテイリングの時価総額は約22兆円。今回の保有比率15.15%は、その一角を占める大株主が今後の方針を大きく転換したことを意味しています。
3年半で保有比率を3ポイント以上削減
TTY Managementが初めてこの銘柄を開示したのは2026年9月30日で、当時の保有比率は18.2%でした。その後6回の開示を重ねながら段階的に売却を進め、今回保有比率は18.2%から15.15%へと3.05ポイント減少しました。今回の売却額は推定2192.7億円。一度の大量売却ではなく、複数回に分けて投資ポジションを圧縮してきた経緯がうかがえます。
TTY Management B.V.によるファーストリテイリングの保有比率の推移" width="1000" height="460">配当を社会貢献の原資とする長期保有方針
報告書に記載された保有目的は「株式を継続的に保有することにより得られる配当金を主な原資として、社会貢献活動を永続的にかつ幅広くグローバルに実施する」ことと述べられています。ファンドの取得資金は自己資金709.9億円でした。
今回の売却も、この長期保有方針の枠組み内での調整である可能性があります。配当を継続的に得ながら、投資比率を最適化する判断として理解できます。※推測:配当の継続性を確保しつつポジションを段階的に削減する戦略の一環かもしれません。
他の大株主の中では圧倒的な規模
時点でファーストリテイリングの大量保有報告書を出している他の投資家と比較すると、野村證券8.94%、三井住友トラスト・アセットマネジメント5.86%、創業家の柳井正5.01%、大和アセットマネジメント3.91%となっています。15.15%のTTY Managementは、これらを大きく上回る筆頭級の大株主です。今回の売却後も保有比率は野村證券の1.7倍近くあります。

株価水準の特性と売却のタイミング
売却実行日時点の株価は68,710円で、52週の高値と安値の中間地点より上の56%にあたります。売却当日のPERは75.5倍、PBRは8.01倍と記録されていました。PERが75倍を超える水準は利益に対する株価評価が相当高い状態を示し、PBR 8倍超は帳簿価格に対する株価が大幅に上昇している局面です。こうした相対的に割高な局面で売却を実行した形になります。

情報源: 金融庁EDINETの大量保有報告書等(提出日: 2026/09/30)
金額は発行済株式数と株価からの概算です。
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