芝浦機械(6104)、Oasis Management Company Ltd.が保有比率9.02%に引き上げ|大量保有報告書

芝浦機械(6104)、Oasis Management Company Ltd.が保有比率9.02%に引き上げ|大量保有報告書

取引日
金額規模
12.9億円(概算)
保有比率
9.02%(前回 7.82%)
前回比
+1.2pt
保有目的(開示原文より)
経営参加
提出者は、発行者の中長期的な企業価値に関連すると考える事項、主には発行者のコーポレートガバナンスについて、発行者との対話を現に行っている。提出者による提案の目的は、発行者の経営陣との間で、コーポレートガバナンス上の重大な瑕疵の是正などを通じて、発行者の中長期的な企業価値を向上させることにある。提出者は今後12か月の間に、金融商品取引法施行令第14条の8の2第1項第1号(重要な財産の処分又は譲受け)、第2号(多額の借財)、第3号(代表取締役の解職)、第4号(特定の者の役員への選任)、第5号(役員の構成の重要な変更(役員の数に係る重要な変更を含む。))、第6号(吸収合併(吸収合併消滅会社となるもの)、株式交換(株式交換完全子会社となるもの)、及び主要な事業の会社分割)、第7号(事業の一部の譲渡、譲受け、休止又は廃止)、第8号(配当に関する方針の重要な変更)、第10号(発行する有価証券の取引所金融商品市場への上場の廃止)及び第12号(株券等の大量保有の状況の開示に関する内閣府令第16条第1号(資本政策に関する重要な変更)及び第4号(発行者以外の者による発行者の株券の取得であって、当該取得後に、発行者以外の者が所有することになる議決権が過半数を超えることとなるもの))に関する事項について、発行者に対して提案を行う予定である。提出者は報告義務の発生日時点において、ポートフォリオ投資の一環として、市場内外の取引を通じて発行者の普通株式の株券等保有割合を100分の5を超える割合増加させる行為(以下「5%超取得行為」という。)を予定している。ただし、5%超取得行為は、発行者の普通株式の市場価格が割安と判断される水準にあること及びその他の条件に左右され、それらの条件を勘案して行う予定である。なお、取得価格、数量、時期などの具体的な条件については引き続き検討中である。5%超取得行為の実行には当局への届出又は当局による承認が必要となる場合がある。5%超取得行為は報告義務の発生日から3か月以内に行うことを予定しているが、上述の要因により当該3か月の期間以降に行われる可能性もある。
重要提案行為等(開示原文より)
詳細については、上記「(2)保有目的」に記載のとおりである。
平均取得単価(開示ベース)
3,773円(2,238,300株)

※ 取引日はEDINETの開示日です(実際の売買とのずれ・免責)

開示後の株価推移

基準終値(2026/09/24)
4,635円
直近(2026/10/02)
+5.9%4,910円
1ヶ月後
開示から21営業日後に表示
3ヶ月後
開示から63営業日後に表示

開示日(開示日が休場の場合は直後の営業日)の終値を基準にした騰落率です。1ヶ月後=21営業日後・3ヶ月後=63営業日後。終値ベースの参考値であり、将来の値動きを示すものではありません。

この投資家の保有比率の推移

EDINETに提出された5件の開示(2025/08/22〜2026/10/01)の保有比率です。

Oasis Management Company Ltd.による芝浦機械の保有比率の推移5.23%10.14%2025/08/222026/10/01

この開示で何が起きた?

2026/09/24、Oasis Management Company Ltd.が芝浦機械(6104)の 保有比率を7.82%から9.02%へ引き上げました(EDINET大量保有報告書)。

芝浦機械(6104)の株式を巡り、香港拠点の著名アクティビストファンド、Oasis Management Company Ltd.が9月24日、保有比率を9.02%まで引き上げたことが大量保有報告書で明らかになりました。工作機械の製造販売と産業用機械の設計・製造を手がける同社の時価総額の1割近くを占める大株主です。この数字は前回開示時の7.82%から1.20ポイント増加したもので、継続的な買い増しの過程にあります。

1年で保有比率を4ポイント近く積み上げた買い進み

Oasis Managementが芝浦機械への投資を始めたのは2025年8月22日で、その時点の保有比率は5.23%でした。それ以降、通算で4回の変更報告書を提出し、9月24日時点で9.02%まで保有比率を高めています。約1年間で3.79ポイントを積み上げた計算です。推定取得金額は12.9億円で、この取得を含めた総投資額は84.5億円に達しています。段階的な買い増しの姿勢が続いている状況が浮かびます。

Oasis Management Company Ltd.による芝浦機械の保有比率の推移
Oasis Management Company Ltd.が芝浦機械について提出した大量保有報告書の保有比率推移(EDINET開示ベース)

サービス業に集中した多角的なポートフォリオの中での機械メーカー投資

Oasis Managementが同時点で5%以上保有している銘柄は全47銘柄に上ります。保有比率が高い順に見ると、エス・エム・エス(2175、サービス業、26.97%)、アインホールディングス(9627、小売業、21.96%)、インフォマート(2492、サービス業、20.13%)、カカクコム(2371、サービス業、19.52%)、サン電子(6736、電気機器、18.45%)となっており、サービス業銘柄での高い保有比率が目立ちます。芝浦機械への9.02%は相対的には低い方で、この投資家が複数業種にわたって分散投資を行いながら、機械セクターでは芝浦機械に注力していることが読み取れます。

Oasis Management Company Ltd.が5%以上を保有する主な銘柄
Oasis Management Company Ltd.が同時点で5%以上を保有している主な銘柄(今回の芝浦機械を強調)

証券会社・信託銀行に次ぐ第三の大株主ポジション

芝浦機械の大量保有報告書提出者を見ると、野村證券が7.46%で筆頭大株主、三井住友信託銀行が4.1%で二番手です。Oasis Managementの9.02%はこれら二者を上回り、最大の個別保有者となっています。大和アセットマネジメント(2.17%)を大きく引き離した存在で、同社の株主構成における影響力の大きさが明確です。

芝浦機械に大量保有報告書を出している投資家の保有比率比較
芝浦機械に大量保有報告書を出している投資家の保有比率(今回のOasis Management Company Ltd.を強調)

PER100倍超が示す利益に対する株価の高さ、割安さとは遠い現状

9月24日時点での芝浦機械の株価は4,540円でした。同日のPERは104.3倍で、一般的な機械メーカーと比べても益利回りが低い水準です。一方PBRは0.91倍で、純資産に対する株価は1倍未満に抑えられています。52週レンジ内での位置置は71%で、この1年における高値圏に近い株価水準です。収益性に対して株価が高く評価されている一方で、帳簿価値には割引が付いている構図が見て取れます。

コーポレートガバナンス改善を目的とした対話型株主活動

報告書の保有目的欄では、Oasis Managementが「発行者のコーポレートガバナンスについて、発行者との対話を現に行っている」と明記しており、純粋な財務投資ではなく経営への関与を目指していることが示されています。具体的には「コーポレートガバナンス上の重大な瑕疵の是正などを通じて、発行者の中長期的な企業価値を向上させることにある」と述べられており、同ファンドが経営改善を求める立場での投資であることがわかります。※推測: 東芝や京セラでの実績を持つアクティビストファンドが、芝浦機械の経営体制や資本効率に改善の余地があると判断し、株式を積み上げながら対話を進めている可能性があります。

芝浦機械(6104)株価推移(直近3ヶ月)
芝浦機械(6104)の株価推移(直近3ヶ月・終値ベース)

情報源: 金融庁EDINETの大量保有報告書等(提出日: 2026/09/24)

金額は発行済株式数と株価からの概算です。

#EDINET
この記事を共有XでポストLINEで送る

Oasis Management Company Ltd.とはどんな投資家?

Oasis Management Company Ltd.は「アクティビスト」に分類される投資家です。経営への関与や株主提案を目的とするファンド。

Oasis Management Company Ltd.の保有銘柄・比率推移を見る