大垣共立銀行(8361)、ありあけキャピタル株式会社が保有比率9.59%に引き上げ|大量保有報告書

取引日
金額規模
37.5億円(概算)
保有比率
9.59%(前回 8.57%)
前回比
+1.02pt
保有目的(開示原文より)
政策保有
純投資(投資一任契約に基づく運用を目的としている。)を基本とし、発行者が有する岐阜県及び愛知県を中心とする営業基盤の価値を最大限に引き出し、中長期的な企業価値の向上を通じた投資収益の獲得を目指して、経営陣との建設的な対話を行う。この観点から、現在の経営戦略が当該営業基盤の潜在的な価値を十分に活かすものとなっているか、その価値の最大化に向けてどのような経営上の選択肢があるかについて、説明を求め、意見交換及び必要に応じた助言を行う。また、政策保有株式の縮減に加え、純投資目的に区分された株式を含む保有株式全体について、個別銘柄及びポートフォリオ全体のリスク・リターン、資本コストに照らした保有の経済合理性並びに集中リスクの検証方針及び検証結果について説明を求める。これらを踏まえ、株式保有に伴うリスク及び資本配分の適切性、成長投資と株主還元のバランスについて、意見交換及び必要に応じた助言を行う。これらの対話及び助言は、経営陣による自律的な経営判断を尊重して行う。
平均取得単価(開示ベース)
5,123.4円(3,958,600株)

※ 取引日はEDINETの開示日です(実際の売買とのずれ・免責)

開示後の株価推移

基準終値(2026/10/01)
1,787円
直近(2026/10/02)
+1.3%1,810円
1ヶ月後
開示から21営業日後に表示
3ヶ月後
開示から63営業日後に表示

開示日(開示日が休場の場合は直後の営業日)の終値を基準にした騰落率です。1ヶ月後=21営業日後・3ヶ月後=63営業日後。終値ベースの参考値であり、将来の値動きを示すものではありません。

この投資家の保有比率の推移

EDINETに提出された5件の開示(2025/12/22〜2026/10/01)の保有比率です。

ありあけキャピタル株式会社による大垣共立銀行の保有比率の推移5.65%9.59%2025/12/222026/10/01

この開示で何が起きた?

2026/10/01、ありあけキャピタル株式会社が大垣共立銀行(8361)の 保有比率を8.57%から9.59%へ引き上げました(EDINET大量保有報告書)。

大垣共立銀行(8361)の株式について、ありあけキャピタル株式会社が保有比率を9.59%まで引き上げました。岐阜県に本店を置く同行は、個人・法人向けの預金や融資、投資信託などの金融サービスを提供する地方銀行です。9.59%の保有は、発行済株式数41,281,897株に対する大株主ポジションを意味します。独立系のアクティビスト投資運用会社による買い増しで、保有比率は前回の開示から1.02ポイント増加しました。

9カ月で4ポイント超を積み上げた段階的な買い増し

ありあけキャピタルが大垣共立銀行の株式を初めて報告したのは2025年12月22日で、その時点の保有比率は5.65%でした。今回の報告書の対象日は2026年9月24日であり、9カ月足らずの間に保有比率を5.65%から9.59%へ引き上げたことになります。この約4ポイントの増加は5回の開示を通じた段階的な買い増しの結果で、投資家が時間をかけてポジションを積み上げてきた姿勢がうかがえます。推定取得金額は37.5億円にとどまりますが、これは今回の増加分のみであり、累積では大きなコミットメントが形成されています。

ありあけキャピタル株式会社による大垣共立銀行の保有比率の推移
ありあけキャピタル株式会社が大垣共立銀行について提出した大量保有報告書の保有比率推移(EDINET開示ベース)

銀行業への集中投資戦略が鮮明

ありあけキャピタルが同時点で5%以上保有している銘柄は全9銘柄で、上位5銘柄を見るとほぼ金融機関で占められています。あいちフィナンシャルグループ(7389、銀行業、10.93%)、池田泉州ホールディングス(8714、銀行業、10.8%)、東京きらぼしフィナンシャルグループ(7173、銀行業、9%)といった銀行系銘柄を10%前後の比率で保有しており、イー・ギャランティ(8771、その他金融業、10.31%)、ライフネット生命保険(7157、保険業、8.39%)も金融セクターです。大垣共立銀行はこれらのポートフォリオの中で、地域営業基盤を持つ中堅地方銀行として位置づけられている可能性があります。※推測:複数の地域金融機関への投資を通じて、地方経済圏における価値創造の機会を追求する戦略をとっているものと考えられます。

ありあけキャピタル株式会社が5%以上を保有する主な銘柄
ありあけキャピタル株式会社が同時点で5%以上を保有している主な銘柄(今回の大垣共立銀行を強調)

大株主としての地位確立と他の投資家との比較

大垣共立銀行の大量保有報告書を提出している他の主要投資家は、みずほ銀行が3.48%の保有を報告しており、ありあけキャピタルの9.59%はこれを大きく上回ります。他の確認できる投資家ではfundnote株式会社が報告書を提出していますが保有比率は0%と記載されています。ありあけキャピタルが9.59%を確保したことで、同行の筆頭級の大株主としての地位を確立したことになります。みずほ銀行との差は6.11ポイントに達し、株式市場での影響力において大きな隔たりが生じています。

大垣共立銀行に大量保有報告書を出している投資家の保有比率比較
大垣共立銀行に大量保有報告書を出している投資家の保有比率(今回のありあけキャピタル株式会社を強調)

純投資ベースでの経営価値向上を目指す対話

報告書の保有目的欄から、ありあけキャピタルは純投資を基本としながらも、経営陣との「建設的な対話」を通じた価値向上を目指す姿勢を明記しています。具体的には、岐阜県及び愛知県を中心とする営業基盤の潜在的価値が現在の経営戦略で十分に活かされているか、その価値最大化に向けてどのような経営上の選択肢があるかについて説明を求め、意見交換と助言を行うとしています。これは単なる配当狙いの投資ではなく、中長期的な企業価値向上を通じた投資収益の獲得を目標とするもので、同社の保有目的が地域営業基盤の活性化に向けた経営参画的な色彩を帯びていることが分かります。

株価指標から見た投資環境

開示日時点での大垣共立銀行の株価は1,792円で、PER19.2倍、PBR1.01倍でした。PERは同業他社との比較が必要ですが、19倍台は金融機関としては中程度の水準です。一方、PBR1.01倍は帳簿価額(1株当たり純資産)をほぼ同等の価格で市場が評価していることを意味し、過度な割安感はありません。52週レンジ内の位置が1%という数字は、この株価が過去1年の値動き幅の底部近辺にあったことを示しています。ありあけキャピタルが買い増しを続けたのは、こうした低迷局面での継続的な投資姿勢の表れとも読み取れます。

大垣共立銀行(8361)株価推移(直近3ヶ月)
大垣共立銀行(8361)の株価推移(直近3ヶ月・終値ベース)

情報源: 金融庁EDINETの大量保有報告書等(提出日: 2026/10/01)

金額は発行済株式数と株価からの概算です。

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ありあけキャピタル株式会社とはどんな投資家?

ありあけキャピタル株式会社は「アクティビスト」に分類される投資家です。経営への関与や株主提案を目的とするファンド。