個人投資家が日本化学工業の10%超を取得、51.8億円を投じ筆頭株主に

個人投資家が日本化学工業の10%超を取得、51.8億円を投じ筆頭株主に

取引日
金額規模
51.8億円(概算)

※ 取引日はEDINETの開示日です(実際の売買とのずれ・免責)

開示後の株価推移

基準終値(2026/08/04)
5,780円
1ヶ月後(2026/09/03)
-10.9%5,150円
直近(2026/10/01)
-0.2%5,770円
3ヶ月後
開示から63営業日後に表示

開示日(開示日が休場の場合は直後の営業日)の終値を基準にした騰落率です。1ヶ月後=21営業日後・3ヶ月後=63営業日後。終値ベースの参考値であり、将来の値動きを示すものではありません。

日本化学工業(4092)について、前田桃子氏が10.33%を新規に保有したことが大量保有報告書(EDINET)で分かりました。個人の届出者による取得で、推定取得金額は51.8億円です。5%の報告義務ラインを大きく超え、1割超を握る規模での登場になります。

同じ日に別の個人が9.98%を全量解消

日本化学工業ではこの日、増野繁氏が保有比率を0%まで下げる届出も出しています。手放したのは9.98ポイントぶんで、推定売却金額は50.1億円でした。今回の前田氏の取得は10.33%・51.8億円で、比率も金額も近い水準です。一方が手放した持ち分をもう一方が受け取った可能性がうかがえますが、大量保有報告書には取引の相手方が記載されないため、直接のやり取りだったのかまでは確認できません。

51.8億円で10.33%、時価総額は501億円規模

今回の10.33%に対して推定取得金額が51.8億円であることから逆算すると、株式全体の時価はおよそ501億円規模になります。同じ日の増野氏の届出(9.98ポイント・50.1億円)から逆算した数字とも一致しました。個人名義で50億円規模の持ち分が動いたことになり、大量保有報告書に登場する個人の届出としては大きい部類です。

届出者のなかで最大の持ち分に

日本化学工業に大量保有報告書を出している他の投資家は、株式会社C&I Holdingsが8.91%、野村證券株式会社が1.05%、野村アセットマネジメント株式会社が1.01%、増野繁氏が0%、株式会社STYLE BLEACHが0%です。今回の10.33%は、報告義務のある株主のなかで最大の比率にあたります。C&I Holdingsもこの時期に買い増しを重ねており、株主構成の上位が短期間で入れ替わる局面にありました。

株価は52週高値圏、クロム化合物で国内唯一

開示日の日本化学工業の株価は5,780円、PER(株価収益率、株価が1株あたり利益の何倍かを示す指標)は37.8倍、PBR(株価純資産倍率)は1.09倍でした。52週レンジ内の位置は96%で、過去1年でほぼ最も高い水準にあります。同社は工業薬品の老舗で、MLCC(積層セラミックコンデンサ)向けのチタン酸バリウムなど機能材が売上の52%を占めます。クロム・リン・シリカ製品といった無機化学品が45%で、不動産賃貸事業も営んでいます。クロム化合物については国内唯一のメーカーです。

日本化学工業(4092)株価推移(直近3ヶ月)

情報源: 金融庁EDINETの大量保有報告書等(提出日: 2026/08/04)

金額は発行済株式数と株価からの概算です。

#EDINET
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