クラサスケミカル(646A)、株式会社レゾナック・ホールディングスが保有比率18.57%に引き上げ|大量保有報告書

取引日
金額規模
97.7億円(概算)
保有比率
18.57%(前回 1%)
前回比
+17.57pt
保有目的(開示原文より)
経営参加
当社は発行者であるクラサスケミカル株式会社(以下「クラサスケミカル」)の独立性を担保しつつも、引き続きグリーントランジションおよびカーボンニュートラルにおける共同研究開発等、双方の競争力向上に繋がる分野において、一定の連携を維持していきます。2026年10月1日付で、石油化学事業を営む当社の完全子会社であったクラサスケミカルのパーシャル・スピンオフ(以下「本スピンオフ」)としてのクラサスケミカルの普通株式(以下「クラサスケミカル株式」)の現物配当の効力が発生し、本スピンオフの実行が完了しました。本スピンオフの実行により、当社が保有するクラサスケミカル株式の持分比率が18.57%となったことに伴い、クラサスケミカルは当社の連結子会社ではなくなり、かつ、当社はクラサスケミカルに重要な影響力を有しない見込みであるため、持分法適用対象外となりました。
譲渡の相手方(開示原文より)
2026年9月30日時点の当社の株主名簿に記録された当社以外の株主(市場外・1株199.02円 × 190,888,768株)

※ 取引日はEDINETの開示日です(実際の売買とのずれ・免責)

この開示で何が起きた?

2026/10/01、株式会社レゾナック・ホールディングスがクラサスケミカル(646A)の 保有比率を1%から18.57%へ引き上げました(EDINET大量保有報告書)。譲渡の相手方は2026年9月30日時点の当社の株主名簿に記録された当社以外の株主(1株199.02円)です。

株式会社レゾナック・ホールディングスが、クラサスケミカル(646A)の株式を1株199円で190,888,768株取得し、保有比率を18.57%まで引き上げました。化学・素材メーカーのレゾナック・ホールディングスによる、短期間の大量取得です。クラサスケミカルは基礎石油化学製品と有機化学製品、合成樹脂製品を製造・販売する企業で、国内有数のエチレンプラントを大分に運営しており、売上の約60%をオレフィン事業が占めています。今回の取得により、レゾナック・ホールディングスはクラサスケミカルの時価総額の約2割近くを占める筆頭株主級の地位を得ました。

スピンオフからの連続取得、保有比率を17ポイント上積み

レゾナック・ホールディングスのクラサスケミカル保有は、2026年10月1日のパーシャル・スピンオフにまで遡ります。同日付で1%の保有を初めて開示してから、わずか数日のうちに保有比率を18.57%まで引き上げました。この過程で保有株数は当初の1%分から43,526,675株へと増加し、開示回数は今回を含め2回にとどまっています。

株式会社レゾナック・ホールディングスによるクラサスケミカルの保有比率の推移
株式会社レゾナック・ホールディングスがクラサスケミカルについて提出した大量保有報告書の保有比率推移(EDINET開示ベース)

スピンオフ直後の限定的な期間に大幅な買い増しを実行した背景には、レゾナック・ホールディングス自身が2023年に昭和電工とUACJの経営統合で発足したばかりという経緯がありました。クラサスケミカルはもともと、レゾナック・ホールディングスの完全子会社だった石油化学事業の母体です。スピンオフを通じて独立した企業に対し、相応の株式ポジションを保持することで、経営陣の交流や経営方針の継続性を確保する狙いが考えられます。

保有目的に示された連携戦略

報告書の保有目的欄では、レゾナック・ホールディングスが「クラサスケミカルの独立性を担保しつつ、グリーントランジションおよびカーボンニュートラルにおける共同研究開発等、双方の競争力向上に繋がる分野で一定の連携を維持していく」と記しています。単なる経営参加や利益配当を目的とした保有ではなく、両社の協業関係を保つための戦略的な持ち株であることが明確に示されました。

今回の取得単価は1株199円で、開示日時点の株価237円に比べると約16%の割安で実行されました。推定取得金額97.7億円は、クラサスケミカルの時価総額に占める相応の投資規模です。

情報源: 金融庁EDINETの大量保有報告書等(提出日: 2026/10/01)

金額は発行済株式数と株価からの概算です。

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株式会社レゾナック・ホールディングスとはどんな投資家?

株式会社レゾナック・ホールディングスは「事業会社」に分類される投資家です。金融業ではない一般の事業会社(国内外問わず)。

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